創志学園が門馬敬治氏の新監督就任を発表 東海大相模前監督「熟考、熟慮の末」夏の大会後から

 春夏通算5度の甲子園に出場している岡山・創志学園が24日、神奈川・東海大相模前監督の門馬敬治氏(52)を新監督として招へいすることを正式発表した。阪神・西純らを育てた同校の長澤宏行監督(69)は今夏限りで退任する。

 門馬氏は母校の東海大相模のコーチを経て、99年に監督就任。強打に機動力を使った戦術で、甲子園に春夏通算12度出場し、計4度の優勝に導いた。健康面の不安などを理由に、21年夏をもって退任。1年間の休養を経て、現場復帰することになった。

 創志学園は18年夏を最後に甲子園から遠ざかっており、同氏には走攻守でどん欲に積極性を前面に出す「アグレッシブ・ベースボール」で常勝軍団を作り上げることが期待される。

 長澤監督は今夏の高等学校野球選手権大会をもって退任。今夏、4年ぶりの甲子園出場へ導き、新体制へとつなぐ。

 門馬氏のコメントは以下の通り。

 「この度、学校法人創志学園の大橋博理事長から創志学園高校硬式野球部監督への就任の要請をいただきました。

 昨年、東海大相模高校を退職後、高校野球を外から見る機会を持ち、甲子園球場の魅力、真剣勝負をする選手たちの眼光を見るたびに、高校野球の素晴らしさを改めて感じました。そして、あの素晴らしさを自らも感じ、選手とともに夢を追いかけ、もう一度チャレンジしたいという思いが湧き上がりました。

 また、多くの人と出会い、夢を追いかける大切さを改めて知ることになりました。そして時を過ごす中、自らの人生と向き合いながら、再スタートしたいという思いが強まってまいりました。そんな中、創志学園からお話をいただき、大橋理事長の教育にかける情熱、想いに共感しました。そして熟考、熟慮の末、創志学園高校硬式野球部の監督をお引き受けする決断を致しました。野球王国・岡山という新しい地、環境での挑戦をスタートさせ、新たな出会いのもと、夢を追いかけたいと思います。

 2010年の創部から5度の甲子園出場という創志学園高校硬式野球部を一から作られてきた長澤宏行監督の素晴らしい実績には敬意を表します。そのチームを引き継ぎ、さらなる成長と発展のため、学園をはじめ、多くの教職員やチームスタッフと協力していく覚悟です。

 心という言葉があります。心に行動を伴わすことができた時、思いもよらぬ奇跡は起きるはずです。その心を選手や応援してくれる方々と一緒に感じたい。岡山の地から『甲子園で感動をともに』という夢に向かって進んでまいります」

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