山村学園が関東4強 作新学院を撃破 エース・山田が1失点完投「調子がよかった」
「春季高校野球関東大会・準々決勝、山村学園5-1作新学院」(24日、栃木県総合運動公園野球場)
山村学園が作新学院を破り、4強入りした。エースの山田翼投手(3年)が9回5安打1失点と好投。打線も10安打5得点と投打がかみ合った。
最後まで粘り強く投げ続けた。四回に三塁打と犠飛で1点を失ったが、走者を出しても併殺に打ち取るなど力投。「今日は調子がよかった」と要所でキレのあるスライダーを駆使し、作新学院打線を封じ込めた。
この冬は「球速を出したかったのとコントロールをよくしたかった」とフォームを少し改善。その結果、この日は自己最速の137キロをマークした。
エースの力投に岡野泰崇監督も「今日はバッテリーに尽きる」と褒め、「投げさせることすらできない投手だったけど、(冬を越えて)勝てる投手になった」と成長に目を細めた。
次戦は28日に関東第一(東京)と戦う。決勝に進めば、浦和学院(埼玉)-山梨学院(山梨)の勝者と戦うことになり、指揮官は「埼玉対決か“山学”対決をしたい」とし、まずは関東第一戦に向けて「強いのでどれだけやれるか。胸を借りるつもりでやります」と意気込んだ。