巨人3軍 右膝負傷の坂本勇人が実戦復帰 2打席確認も守備は「少しかかるのかな」
「プロアマ交流戦、巨人-テイエステック」(25日、ジャイアンツ球場)
「右膝内側側副靱帯(じんたい)損傷」のため、戦線を離脱していた巨人の坂本勇人内野手(33)が3軍のプロアマ交流戦で実戦復帰を果たした。慎重に段階を踏んでいくことを強調し「ここまで時間をもらっちゃっている。中途半端にだけは戻りたくない」と力を込めた。
「3番・指名打者」でスタメンに名を連ねると、初回2死で迎えた1打席目は143キロの直球を引っかけて、遊ゴロに終わった。四回先頭で迎えた2打席目は139キロの直球に反応し、二飛となった。打席の感覚について「良くなかったですね」と苦笑いを浮かべながらも「まあ一歩前進したっていうのはよかったです」と前を向いた。
この日は守備に就かずに2打席で交代した。患部の状態については「打つことに関してはそこまで気にすることなくできている」とコメント。それでも「まだ一軍のショートのポジションで動けるのかっていうのはちょっと、少しかかるのかなってところが正直なところです」と語り、守備に就く時期については慎重に見極めていくことを明かした。
坂本は4月30日・阪神戦(東京ドーム)で負傷交代すると、「右膝内側側副靱帯(じんたい)損傷」と診断され、1日に出場選手登録を抹消されていた。その後ジャイアンツ球場でリハビリを積み、25日ぶりに実戦の舞台に戻ってきた。