「日本ハム－巨人」（２７日、札幌ドーム）

　巨人・中田翔内野手が日本ハムから移籍後初めて、札幌ドームに足を踏み入れた。

　日本ハムの練習時間に早々とグラウンド入り。すると元チームメートが続々と集合した。清宮、宇佐見、浅間、吉田輝、万波らがあいさつに訪れ、慕っていた稲葉ＧＭとも長く言葉を交わした。練習を見守っていた新庄ビッグボスにも頭を下げた。

　さらに、練習の入れ替わりのタイミングでも、人の波が切れず。この日先発する上沢、堀、加藤、伊藤の投手陣が囲んで談笑すると、かわいがっていた杉谷も登場。中田に笑顔で声をかけられると、杉谷は「守備固めで出ていけますよ！ハンドリング柔らかいですから！」と言葉に力を込めた。

　昨年シーズン途中に同僚への暴行行為で出場停止処分を受け、その後、８月に巨人へ電撃移籍。今年３月のオープン戦ではチームに帯同せず、出場していなかった。

　中田は今季、打率・２１１、４本塁打、１７打点。１４日の中日戦では逆転満塁本塁打を放ち、勝利に貢献した。