「楽天１－８ヤクルト」（２７日、楽天生命パーク宮城）

　ヤクルトの塩見泰隆外野手が、驚きの３打席連発と打線をけん引し快勝。セ・パ首位同士の第一ラウンドは、高津ヤクルトに軍配が上がった。

　圧巻だったのが、２番に入った塩見のホームランショーだった。立ち上がりに左翼席への先制ソロを放つと、二回には右中間席へ３ラン。四回にはバックスクリーン左へのソロを放り込み、Ｖサインを作った。

　これにはベンチで出迎えた高津監督も、目をぱちくり。塩見自身も「２本出て自分でもビックリですが、たまたまです。怖いくらいです」と振り返り、指揮官も驚いた様子だった。

　試合後の高津監督は、「よくわからないね、彼は本当に。明日から逆に楽しみだね」と切り出すと、「前も言ったけど、サイクルもするし、４三振もする男だから。明日丁寧にしっかり自分のバッティングができたらと思います」と次戦にも期待。

　山田＆青木は休養日だったことを説明し、首位同士の対戦については、「昨日負けて、今日連敗しなかったこと、３連戦の頭がとれたこと、頭がとれたことが大きいと思います」と振り返った。