「オリックス１－４中日」（２７日、京セラドーム大阪）

　オリックスは拙守＆拙攻で中日に敗れた。大野雄の前に完封負けを阻止するのがやっとで、昨季の交流戦覇者が低迷している。

　先発・田嶋は四回１死一塁からビシエドに先制２ランを献上。左腕は２年連続で助っ人から一発を食らっている。

　さらに、六回１死二塁からは三ツ俣に適時二塁打。続く阿部の中前打では、二走・三ツ俣が三塁でストップしたが、中堅・佐野皓が内野になかなか返球せず、一気に本塁生還を許した。七回には、二塁・太田が平凡なゴロを失策する場面もあった。

　攻撃では、２併殺。さらに、五回１死一塁で太田が左中間を破る一打を放ったが、一走・野口が本塁憤死。まだ１死で、次打者が好調の福田ということも考えると、走者をためる選択もあったが、好機の芽をつぶした。

　交流戦は１勝３敗と波に乗りきれない。何とか、２８日の山本で流れを呼び寄せたい。