中日・大野雄、完投でパ王者斬り 熱投132球!立浪竜初の交流戦連勝
「オリックス1-4中日」(27日、京セラドーム大阪)
マウンドを守り切ったエースには、笑顔の幕切れが最高に似合っていた。中日・大野雄が九回に1点を失って完封こそ逃したものの、昨季のパ・リーグ覇者を相手に今季最多132球の完投で3勝目。立浪竜初の交流戦連勝の主役になった。
2点リードの五回終了後、立浪監督から「どこまで行ける?」の問い掛けに「あと3イニングくらい」と答えていた。六回に4-0となった時点で、完投へ上方修正。今季最長だった連敗を7で止めて、一夜明けての移動ゲーム。「(前カードの)西武戦で投手をたくさん使っていて、最後まで行かないとアカンと思いました」と自らに課したミッションを完遂した。
前回登板の20日の広島戦(マツダ)は4回5失点で黒星。「ホンマに先週は勝ちたくて情けなかったですけど…。1試合1試合、勝っていく姿を見せられたらと思います」。頼れるエースが連勝街道の道筋を切り開いた。