ソフトバンク 渡辺陸がプロ初安打初本塁打の大仕事 森下から3ラン

 2回、3ランを放ち、ナインとタッチを交わす渡辺(右から2人目)=撮影・高部洋祐
 2回、渡辺(左)に3ランを浴びた森下(撮影・高部洋祐)
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 「ソフトバンク-広島」(28日、ペイペイドーム)

 プロ初スタメンのソフトバンク・渡辺陸捕手(21)が大仕事をやってのけた。

 1点を追いかけて始まった二回裏の攻撃だった。ソフトバンクは広島の先発・森下を攻め立てて、相手暴投と柳町の適時打で逆転に成功。なお1死一、二塁のチャンスとしていた。

 ここで渡辺がこの日最初の打席へ。初球はカーブでストライクを取られた。続く2球目の143キロツーシームを、狙いすましたようにバットを振りぬいた。打球は左中間へぐんぐん伸びていき、ホームランテラスへと飛び込む3ラン本塁打となった。

 渡辺はプロ4打席目でプロ初安打。それが球界を代表する好投手から打ったプロ1号になった。

 二塁手前でガッツポーズを決め、ダイヤモンドを一周。ベンチで仲間に出迎えられるとおどけた表情を見せながら歓喜のハイタッチを繰り返した。

 ソフトバンクはこの後、牧原大にも2号ソロが飛び出して一挙6点のビッグイニングを作った。

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