落合博満氏「やってもらいたくないのが本音」セ・パ交流戦に否定的考え
元中日監督で野球評論家の落合博満氏が29日、TBS系「サンデーモーニング」にゲスト出演。プロ野球のセ・パ交流戦について、「できたらやってもらいたくないのが本音」と否定的な考えを示した。
24日からスタートしたセ・パ交流戦について取り上げた。冒頭で関口宏が「ご覧になってらっしゃって、専門家は交流戦は楽しいですか?」と水向けると、落合氏は「できたらやってもらいたくないのが本音」と口を開いた。理由を問われると、「両リーグの優勝チームが日本シリーズ争うんだから、途中でセ・リーグ、パ・リーグ交流戦っていうのはどうなのかな?」と、セ・パが対戦するのは日本シリーズの舞台だけにすべきではないかと問いかけた。
関口が「確か、落合さんも中畑さんも交流戦でチームの成績が落っこっちゃたってことがあったって聞いたんですが?」と尋ねると、同じくゲスト出演の元DeNA監督で野球評論家の中畑清氏は「私はずっとそうです。4年間やらせてもらいましけど。ヨーイドンで。交流戦で、一息つけると思ったら、こてんこてんにやられましたよ」と苦い思い出に顔をしかめた。
落合氏は「合う合わない、あとはデータの問題ですよね。普段、対戦してないところっていうのは、まるっきり別物ですから」と、普段対戦していないチームと公式戦を戦う難しさを説明。「だから、かえって“こいつはどうなんだ”っていうファームの選手を連れて来た方が活躍するケースもあるんです」と、交流戦での奇策を明かしていた。