ソフトバンク・和田“W偉業”狙うも左足つり降板 初回には41歳にして自己最速更新も
「ソフトバンク8-0広島」(29日、ペイペイドーム)
「W偉業」に向かって快調に飛ばしていたソフトバンクの和田毅投手をアクシデントが襲った。2点リードの四回2死一、三塁。左ふくらはぎがつり、一度ベンチ裏へ。手当て後、再びマウンドで投球練習を始めたが、今度は左太もも裏がつり無念の降板となった。
日米通算150勝と交流戦単独最多となる27勝目をかけて上がったマウンド。初回には149キロを計測。41歳にして自己最速を1キロ更新し、球場をどよめかせた。その後も140キロ台後半を連発。3回までパーフェクト投球だっただけに、藤本監督も「なんとかきょう(150勝を)やらせたかったけど…」と残念そうだった。
今季2勝目こそ逃したものの、登板6試合で防御率1・82と抜群の安定感を誇るベテラン左腕。幸い患部も軽傷で「次の登板に向けて、しっかり体の状態を整えてチームの力になれるように頑張ります」と力強い言葉を口にした。