楽天・田中将 プロ入り後初の中日戦黒星 今季初の2被弾「今イチでした」
「中日2-0楽天」(31日、バンテリンドーム)
ついに竜の前に屈した。楽天・田中将の12年ぶりとなる名古屋での公式戦登板は苦さだけが残った。阿部とビシエドに一発を許し、プロ入り後初の中日戦黒星。ソフトバンクが勝ったため、この1敗でチームは2位に後退した。
悔しさが募る敗戦。右腕は責任を一身に背負い込み「ホームランは2本ともボールをちゃんとコントロールできず失投を打たれましたし、そこまでボールに力もなかった」と唇をかんだ。
仙台での調整で生まれた自信を胸に名古屋へ乗り込んだ。しかし、試合前のブルペンや初回の投球は「全然どうにもならない状況だった」。二回から必死の修正を重ねていったが、本調子まで戻らない。この微妙な狂いが今季初の1試合2被弾につながった。
だからこそ、試合後の右腕は素直に結果を受け入れた。「やっぱり今イチでした。(本塁打は)どっちも失投しているわけなので」。これで3戦連続未勝利。次回の登板は7日・広島戦(楽天生命)となることが濃厚だが、今度こそ白星をつかんでみせる。