清原氏長男の慶大・正吾内野手「親父が1番の目標、越えたい」2戦連続の打点で勝利貢献

 九回、適時打を放つ慶大・清原
 左前適時打を放ち、ベンチに向かって指を指す慶大の清原
 試合後に笑顔で会話する清原和博氏(左)と長男の正吾
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 「東京六大学野球春季フレッシュトーナメント、早大0-4慶大」(2日、神宮球場)

 3-4位決定戦が行われ、慶大が早大を下し、3位に入った。西武、巨人などで活躍した清原和博氏の長男で慶大の正吾内野手(2年・慶応)は「4番・一塁」で先発出場。父・和博氏がスタンドから見守る中、4打数1安打1打点と2戦連続で打点を挙げた。

 3-0で迎えた八回2死一、二塁。ここまでの3打席はノーヒットだったが、「とにかくチームが勝つ打撃、とにかくバットに当てることを考えて、打席内で迷わないことを意識した」。初球の内角まっすぐを振り抜き、三遊間を抜ける適時打でだめ押しの1点を追加した。

 和博氏とは試合後、球場内の売店近くで笑顔で会話し、最後に握手。「1本打ててよかったな」と声をかけられたという。今季は父も背負った背番号5をつけて3試合に出場し、3安打3打点と、「おやじが2000本安打を達成したところも神宮。その神宮で5番をつけて打席に立てるのはいい親孝行ができたのかなと思います」。リストバンドとファーストミットは父がオリックス時代に使用していたもので「僕から使わせてくれとお願いして。おやじのグローブをつけてグラウンドに立ちたいという思いがあった。(大学1年春から)公式戦用として使っています」と明かした。

 春季フレッシュトーナメントを3位で終え、ここからは秋季リーグのベンチ入りを目指しさらなる成長を図る。「おやじみたいなプレーヤーになれることが1番の目標だし、なんなら越えてみせたい」と言葉に熱を込めた。

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