中日・溝脇 逆転V三塁打 1カ月ぶり打点「足が震えていた」
「中日4-2ソフトバンク」(4日、バンテリンドーム)
任された勝負どころで見事に期待に応えた。中日・溝脇が1点を追う七回2死一、二塁に代打で登場。プロ10年目の内野手は「足が震えてふわふわしていた」というプレッシャーに打ち勝って逆転三塁打を放ち、ベース上で右拳を突き上げた。
厳しい球をカットしながら甘いボールを待ち、最後は浮いた速球を振り抜いた。右翼の柳田の右を抜け、打球はフェンスまで到達。一気に三塁へ駆け込み「あまり覚えていないけど、一発で仕留められた」と1カ月ぶりの打点をマークし、満足そうだった。
今季先発が2度の溝脇は代打や途中出場が多いが、ミートのうまさを生かし「スタメンで出るより、1打席で勝負していきたい」と生き残りを懸ける。立浪監督は「(好調が)長くは続かないけど、集中したところでいい仕事をしてくれる」と信頼を寄せた。
◆溝脇 隼人(みぞわき・はやと)1994年5月17日生まれ、28歳。熊本県出身。179センチ、79キロ。右投げ左打ち。内野手。背番号48。九州学院時代は10年夏の甲子園8強。11、12年春は2回戦。12年度ドラフト5位で入団。