「全日本大学野球選手権・１回戦、仏教大２－０東海大」（７日、神宮球場）

　仏教大が東海大を下し、２回戦に駒を進めた。先発した山本奨人投手（３年・智弁学園）が６回２／３を１安打無失点と好投。最後はエースでプロ注目の木村光投手（４年・奈良大付）が締めた。

　立ち上がりからエンジン全開で相手打線を封じ込めた。初回、１、２番を空振り三振に打ち取った山本は、勢いに乗り七回２死まで走者を出さず。「想像していなかった」と本人も驚くほど完璧な投球を披露した。七回２死に安打を許しこの試合で初めての走者を背負うと、続く４番に四球を与えて降板。ただ、「変化球と真っすぐのバランスがよかった。後ろに（エースの木村）光さんがいたので初回から飛ばせた」と試合を作った。

　後輩の好投にエースも刺激を受けた。七回２死一、二塁から２番手でマウンドに上がった木村が後続を見逃し三振に斬り、無失点。２回１／３を無安打４奪三振と、相手に隙を与えなかった。

　打線は四回１死二塁で４番・指名打者の岡野翔海外野手（２年・神戸国際大付）が左越え２ランで先制。そのまま逃げ切った。

　２回戦は８日に環太平洋大－東海大札幌の勝者と対戦する。