ノーヒットノーランの東海大札幌・渡部 偉業わからず「完封だと思いながら喜んだ」

 ノーヒットノーランを達成した東海大札幌・渡部(撮影・佐々木彰尚)
 環太平洋大打線相手にノーヒットノーランを達成した東海大札幌・渡部(撮影・佐々木彰尚)
 環太平洋大打線相手にノーヒットノーランを達成した東海大札幌・渡部(撮影・佐々木彰尚)
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 「全日本大学野球選手権・1回戦、東海大札幌2-0環太平洋大」(7日、神宮球場)

 東海大札幌の渡部雄大投手(4年・東海大甲府)がノーヒットノーランを達成した。

 立ち上がりから、真っすぐと変化球をうまく使って、8奪三振。四回に死球でこの日初めての出塁を許し、六回以降も四球を与えたが、安定感抜群の投球で付け入る隙を与えず、バックの好守にも支えられた。「自分の中では、緊張しなければ今までで一番いい投球ができる、と思っていた」と渡部。予感は的中し、大会史上7人目の偉業を成し遂げた。

 自身の投球を振り返り「素直に1勝できてうれしい」と喜んだが、「終わって(インタビューで)しゃべるまで全然知らなくて。完封だと思いながら最後決めて喜んだ。インタビューで『7人目だよ』と聞いて鳥肌が立ちました」と苦笑。この日が70歳の誕生日だった日下部憲和監督は「自分の人生においてこんなに素晴らしいことはない」と左腕を褒め称えた。

 次戦は、仏教大と戦う。渡部は「いつでも投げられるように。一戦一戦、気合を入れて投げたい」と意気込んだ。

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