DeNA・今永がノーノー!今季3人目、四球1の準完全もクール「何者でもない一投手を」
「日本ハム0-2DeNA」(7日、札幌ドーム)
DeNA先発の今永が自身初のノーヒットノーランを達成した。今季の達成者は完全試合の佐々木朗希(ロッテ、4月10日オリックス戦)と東浜巨(ソフトバンク、5月11日、西武戦)に続いて3人目となった。球団としての達成者は大洋時代の1970年の鬼頭洋(ヤクルト戦)以来52年ぶり4人目の快挙となった。
今永は威力のある直球とキレのある変化球を駆使して、日本ハム打線に対して、二回に6番清宮に四球1つを与えたのみで、一、三、四、五、六、七、八、九回は三者凡退とほぼ完ぺきな投球。試合は0-0で迎えた九回にDeNA5番宮崎が右中間への2点適時二塁打を放ち、待望の先制点。その裏を今永が見事に締めた。達成した瞬間も、ほぼ笑顔はなく淡々と歓喜の瞬間を噛みしめた。花束を受け取り、マウンドをならす姿には貫禄すら漂った。
ヒーローインタビューでは「まさか自分ができるとは思っていなかったですけど、何者でもない一投手の自分を見ている方々がこういう結果に導いてくれた」と、表情は崩さず、周囲への感謝を語った。
投球は9回117球無安打9奪三振、四球1の内容だった。