九州共立大の1年生右腕・稲川が11奪三振完封 「度胸がすごい」 スカウトも絶賛

 完封勝利を収めた九州共立大・稲川(右)=撮影・佐々木彰尚
東北福祉大打線相手に好投する九州共立大・稲川=神宮(撮影・佐々木彰尚)
 東北福祉大打線相手に完封勝利を収めた九州共立大・稲川(撮影・佐々木彰尚)
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 「全日本大学野球選手権・1回戦、東北福祉大0-2九州共立大」(7日、神宮球場)

 九州共立大が東北福祉大を下し、2回戦に駒を進めた。1年生右腕・稲川竜汰投手(折尾愛真)が4安打11奪三振で完封。自身初の全国の舞台で堂々の投球を披露した。

 初回、2死から3番打者に二塁打を許し、いきなり2死二塁のピンチを背負ったが、続く4番を空振り三振に。「初回の三振はいい真っすぐが投げられた」と無失点で切り抜けた。その後は走者を背負っても「高めの球もあったけど、いい感じで投げられて球がホップしてフライが稼げた」。27個のアウトのうち、15個がフライ、11個が三振と、キレのある真っすぐで攻めきった。

 阪神・前田スカウトも「度胸がすごい」と絶賛。稲川自身も「いつもより緊張しなくておかしいなと思っていたけど、それ以上の投球ができてよかった」と1年生とは思えない投球で相手打線をねじ伏せた。

 「こんな結果を出せると思っていなかったのでうれしい。(次戦も)投げる機会があれば今日と同じように思い切って投げたい」。頼もしい右腕が、まだまだ全国の舞台で躍動する。

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