楽天・浅村、サヨナラ二塁打 4打席凡退…悔しさ晴らした
「楽天1-0広島」(8日、楽天生命パーク宮城)
0-0の延長十回1死二塁、楽天・浅村が一振りで試合を決めた。カウント1-1からの3球目。松本が投じた速球を鋭く振り抜き、打球は浅めに守っていた中堅手の頭上を越す。殊勲の二塁打が今季自身2度目のサヨナラ打となり「何とか越えてくれて良かった」と胸をなで下ろした。
それまでの4打席は凡退で、3三振を喫していた。投手陣が5人で無失点リレーを続けていた中、主砲の役割をついに果たし「本当に投手が頑張っている中で点を取ってあげられなかった。最後に何とかいい形で打てて良かった」と喜んだ。
交流戦でチームは貯金をつくれずに苦しむが、リーグ首位のソフトバンクとは0・5ゲーム差の2位につける。「まだまだシーズンはある」と今後の優勝争いに向け、言葉に熱がこもった。