楽天・早川が巨人相手に「のらりくらり」6回1失点で4勝目 約1カ月ぶりの白星

 並んでお立ち台に立った川島(右)と早川(撮影・佐藤厚)
 巨人打線を相手に力投する早川(撮影・佐藤厚)
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 「楽天8-1巨人」(11日、楽天生命パーク宮城)

 楽天・早川隆久投手が、6回1失点と好投。5月7日のオリックス戦(京セラ)以来、約1カ月ぶりの白星となる、4勝目を挙げた。

 この日は、ピンチの場面でも落ち着いていた。3点リードの四回、3連打で1点は失い、なおも1死一、三塁となったが、ウィーラー、ポランコの両助っ人を抑え最少失点で切り抜けた。石井一久監督は「2点目を与えなかったのはブルペン陣にプレッシャーがかからなくなる」と左腕の粘りを評価した。

 五回、六回も走者を背負ったが得点は許さず。6回を投げきりチームに勝利を呼び込んだ。「バックに助けられながらも、のらりくらり6回投げられたのはよかった」と久々の勝利に安堵(あんど)の様子だった。

 ただ「変化球の精度を上げて、次の登板はもうちょっと楽に回を進めていけるように」とすぐに表情を引き締め、次戦を見据えた左腕。苦しんで挙げた1勝を力に、もう一度ギアを上げていく。

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