DeNA・大和、決勝打に「積極的にいこうと決めていた」 三浦監督も称賛「さすが大和」
「ロッテ1-2DeNA」(11日、ZOZOマリンスタジアム)
試合を決めたのは、34歳の頼れるベテランだった。
1-1と同点の延長11回1死二塁で、代打で出場した大和。「最初から積極的にいこうと決めていた。それがたまたま良い感じで打てた」と初球の直球を振り抜き、左中間に勝ち越しの適時二塁打を放った。この一打にナインも大喜びし、大和は塁上で腕を突き上げた。
息詰まる投手戦。このイニングは、この日無安打の柴田からだったが、追い込まれてから中前打で出塁。嶺井は犠打で2球連続ファールになったが、最後は成功させた。その姿に大和も「ああやって送られる姿を見せられると、自分もより一層何とかしたい気持ちが強くなる」と後輩たちの姿に刺激をもらい、結果で後輩たちを喜ばせた。
11月には35歳を迎える。決して若くはない。それでも今季はチーム2位タイの47試合に出場。「年齢も重ねてきたらケアも大事だし、やる時はやって、休む時は休む」とメリハリは十分だ。
三浦監督も「大和の勝負強さ、得点圏での打率もそうですけど、ああいうところで勝負強い。しかも一発で決めてくれましたので、さすが大和です」と称賛した。
12日は交流戦ラスト試合。チームはこの日の白星で交流戦は9勝8敗となり、負け越しはなくなった。ベテランの一打でさらに加速し、次戦も全員で白星をつかみに行く。