ソフトバンク・リチャード 走塁放棄でアウトに 2軍戦で珍プレー

 1回、リチャード(52)は左前打を放ったが、一塁に到達していないとされアウトとなり、ベンチへ戻る(撮影・坂部計介)
 1回、リチャードの打球を捕球する前川だったが(撮影・坂部計介)
 2回、真砂に押し出しとなる四球を与え、平田監督がたまらずマウンドへ(撮影・坂部計介)
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 「ウエスタン、阪神-ソフトバンク」(12日、甲子園球場)

 ソフトバンク・リチャードが、走塁放棄でアウトになる珍しいプレーが起きた。

 初回、3点を奪ってなお無死満塁の場面で、左翼フェンスに強烈な打球を放った。この打球を左翼・前川がフェンスにぶつかりながら取ったかと思われたが、落球。三走・中谷はタッチアップのタイミングでスタートを切って本塁に生還した。

 リチャードは前川が打球を捕ったと判断し、バットを手にベンチへ向かった。ただ、審判は前川の打球処理を完全捕球していないとし、ベンチに戻っていたリチャードを走塁放棄扱いに。1点が追加されて1死二、三塁から試合が再開された。

 審判は場内アナウンスで「ただいまのレフトへの飛球はノーキャッチ。リチャード選手が一塁に来ていませんでしたので走塁放棄でリチャード選手をアウト。1アウト二塁、三塁で試合を再開します」と説明。小久保2軍監督は、攻撃終了後に審判に抗議を行った。

 公認野球規則の5.09(b)の走者アウトの項目には、(2)に一塁に触れてすでに走者となったプレーヤーが、ベースパスから離れ、次の塁に進もうとする意思を明らかに放棄した場合、とある。

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