西武・松本航 史上87人目のノーノーならず 8回2死から荻野に左前打浴び降板

 8回、荻野に初被安打となる二塁打を浴び、笑顔でナインとタッチして降板する松本(撮影・金田祐二)
 力投する松本(撮影・金田祐二)
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 「ロッテ-西武」(21日、ZOZOマリンスタジアム)

 西武・松本航投手が、ロッテ9回戦で史上87人目、通算98度目のノーヒットノーランをねらったが、八回2死から荻野に左翼線二塁打を浴びた。

 記録を期待するファンの声援が響く中、松本が八回のマウンドに上がる。茶谷、代打・マーティンからアウトを奪ったが、続く荻野に左翼線に二塁打を浴びた。マウンドで松本が苦笑いを浮かべると、辻監督は迷わず平良にスイッチした。

 この日はロッテの先発・小島との投手戦。ともに四球で走者を出しているが、六回まで要所で粘って安打を許していなかった。

 それでも西武が七回、源田が初安打を記録。無死一、三塁から山川の中前適時打で1点を先制した。待望のリードを奪ってからも、松本はきっちりとアウトを重ねた。

 今シーズンはここまでロッテ・佐々木朗、ソフトバンク・東浜、DeNA・今永、オリックス・山本と4度、ノーヒットノーランを達成。1シーズン4度は1943年以来、79年ぶり。この年は天保義夫(阪急)、藤本英雄(巨人)、別所昭(南海)、石丸進一(名古屋)が達成。年間最多は40年の5度で亀田忠(イーグルス)、浅野勝三郎(阪急)、沢村栄治(巨人)、三輪八郎(タイガース)、石田光彦(阪急)で、82年ぶりのプロ野球タイ記録が目前だったが、惜しくも逃す形となった。

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