ヤクルト サヨナラ負けで連勝8でストップ 防御率0・00の田口が三ツ俣に左前適時打浴びる
「中日2-1ヤクルト」(21日、バンテリンドーム)
高津ヤクルトがサヨナラ負け。延長十回、田口が三ツ俣にサヨナラ打を浴び、1点を争う投手戦で惜敗した。
この回、先発の小川から2番手・今野にスイッチ。2死満塁とピンチを背負うと、ここで高津監督は田口を投入した。今季はここまで22試合の登板で防御率0・00。抜群の安定感を誇る左腕だったが、中日も京田に代えて代打・三ツ俣を起用。得点圏打率・357と勝負強い打者だった。
1ボール2ストライクから4球目。内角の146キロを狙われ、ボールは無情にも左前で弾んだ。
この日は先発・小川の快投が光った。初回に先頭・大島に左前打を許すが、その後は高橋周を併殺打に。ここからリズムに乗った。二回には味方のミスで走者を背負うも、鵜飼を左飛。それでも八回には四球、安打で無死一、三塁とピンチを背負い、代打・溝脇の併殺間に痛恨の同点を許した。
中日の先発・小笠原と繰り広げた投手戦は、1点を争う投手戦となった。三回に失策していたオスナが6月1日のロッテ戦以来、出場13試合ぶりの6号ソロ。広々とした敵地に、大きな弾道を描いた白球が左翼席に着弾した。
ヤクルトの連勝は、「8」でストップ、貯金は「21」となった。セ・パ合わせて、唯一負け越している中日相手にこれで3勝6敗。なかなか苦手を攻略できないでいる。