西武・松本 残りアウト四つでノーノーならず 八回2死まで継続 痛恨の初球悔やむ
「ロッテ0-3西武」(21日、ZOZOマリンスタジアム)
ノーヒットノーランの偉業まであと少しだった。西武・松本航投手は八回2死で初安打となる二塁打を許し交代を告げられた。それでも7回2/3を1安打無失点の快投で4月27日以来の4勝目を手にし「ほっとしている。強い球が行っていたのでそこが良かった」と胸を張った。
自慢の直球で押し、残りアウト四つとなった八回2死で、荻野への初球のカットボールが甘く入った。左翼線へ運ばれ「初球、すーっと入ってしまった。そこが悔しい」と唇をかんだ。
それでも立ち上がりの悪さを改善するため、ウオーミングアップで意図的に心拍数を上げ、休憩時間を短くして負荷をかけるように工夫。その成果が表れ、辻監督は「緊張感の中で投げられたことも良かった。よく踏ん張った」とたたえた。