DeNA・森 会心プロ初弾 石井コーチに“恩返し”一発
「巨人5-7DeNA」(23日、東京ドーム)
スタンドの歓声を浴びながら、ダイヤモンドを一周。あどけなさが残る表情がベンチ前で輝いた。DeNA・森がプロ初本塁打となる、1号2ランを含む2安打3打点の活躍を見せた。
5点リードの六回無死二塁。戸田の直球を捉えると「もしかしたら…」と思った打球は右中間に着弾。「ギリギリ、あぶね~」と巨人を突き放す一発を放ち、先輩たちに手荒い祝福を受けた。
11日のロッテ戦では佐々木朗、19日の阪神戦では西純と対戦。高校日本代表の時のチームメートと戦い「(西)純矢の時はヒットが出たけど、(佐々木)朗希の時は打てなくて悔しかった」。同じ釜の飯を食べ、共に戦った仲間との対戦も、モチベーションになっている。
22日から石井コーチの勧めもありバットを変更。「コンパクトに(バットを)出せるように」と今までより少し軽めのタイプを使った。まだ20歳。光るモノはたくさんある。それでも試行錯誤を重ねながら、グラウンドで全力プレーを見せ、ファンを魅了していく。