ソフトバンク 延長で無念敗戦 藤本監督「一番いい場面で取れなかった」
「ソフトバンク2-3日本ハム」(26日、ペイペイドーム)
ソフトバンクは延長戦で敗れ、パ・リーグ40勝一番乗りはお預けとなった。
後味の悪い敗戦だった。1点リードで試合終盤を迎えたが、必勝継投の八回に3番手・又吉が日本ハムルーキー・上川畑にプロ1号の同点弾を浴びた。
2-2で延長に突入。十回表、5番手・津森が四球から2死二塁とピンチを作ったところで6番手・嘉弥真にスイッチ。ここで代打の代打・谷内を三塁線寄りのボテボテの投ゴロに仕留めたと思われたが、嘉弥真が一塁へ暴投。二塁走者の勝ち越し生還を許してしまった(記録は投安打と投失策。送球を後逸した右翼手・柳田も失策)。
1点を追いかけるソフトバンクは十回裏に1死二、三塁と、同点もしくは一打サヨナラの好機を作った。しかし、19年目の明石が空振り三振に倒れ、続く17年目の代打・松田が初球を打ち上げて平凡な三飛で万事休す。大ベテラン2人の続けざまの凡退に、地元ファンから大きなため息が漏れた。
藤本監督も試合後の取材で最終回の攻撃を問われると「何とかしてもらいたかったですけどね。最初は最低限の形で1点を取れたけど、一番いい場面で取れなかった。残念」と悔しさをにじませた。