常葉大菊川・安西に巨人スカウトも熱視線「戸郷に似た感じ」慶応戦で8失点も

 今秋ドラフト候補に挙がる常葉大菊川・安西
 今週ドラフト候補の常葉大菊川・安西
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 「練習試合、慶応18-6常葉大菊川」(26日、慶大グラウンド)

 常葉大菊川は今秋ドラフト候補の安西叶翔投手(3年)が先発。4回10安打8失点だった。

 初回、2死から慶大打線に捕まり、3ランを含む5安打で4点を献上。二回には失策と犠飛でさらに1点を失った。三回、四回にも失点。「最近調子よくて、(春季大会終了後の練習試合では)この試合まで自責点が0だった。今日は完全に力負け。初球から厳しいところにいっちゃって、最後に決めきる球がなかった」と反省を語った。

 サイドスローからの最速148キロを誇る直球が武器。「自分の投げ方は特殊なので誰かを参考にするというよりは自分のオリジナルで自分の色を出している」と186センチ、86キロの恵まれた体格から力強いボールを投げ込む変則右腕だ。

 この日は複数球団のスカウトが視察。慶応打線に打ち込まれたが、巨人・脇谷スカウトは「スピードが出るし体に力がある。将来性は期待できる。(巨人の)戸郷に似た感じ」と評価した。

 甲子園への切符をかけた静岡大会は7月9日に開幕し、常葉大菊川は同日に沼津と初戦を戦う。「今のままじゃ甲子園に行っても勝てない。もう時間はないけど、どこまで詰められるか。今日の負けを次に生かせるようにしていきたい」と安西。反省を生かし、必ず夏につなげる。

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