中日・小笠原 丸に悔し被弾「打たれてはいけない人に打たれた」

 「巨人6-2中日」(28日、荘内銀行・日新製薬スタジアムやまがた)

 それと分かる当たりに、中日・小笠原慎之介投手は悔しさを押し殺すようにうつむいた。1-1の五回1死一塁、丸に決勝点となる勝ち越し2ランを被弾。2ボール1ストライクからど真ん中に入った直球を、右翼席にたたき込まれた。

 自身にとって今季初の巨人戦。中軸の前で打線を勢いづける存在感の大きさは分かっていただけに「打たれてはいけない人に、打たれてしまいました」。痛恨の1球が、5敗目に直結した。

 チームとして屋外球場での苦戦が続く中、自身は今季3勝のうち神宮、横浜と屋外で2勝。連敗ストッパーになるべく、六回に入っても150キロをマークして6回3失点と粘った。先発として最低限の役割を果たしたが、悔しい109球になった。

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