京都外大西・西村 10球団の前で3安打アピール 広島スカウト「打撃センスがいい」
「練習試合、滋賀学園12-10京都外大西」(1日、わかさスタジアム京都)
今秋ドラフト候補の京都外大西・西村瑠伊斗外野手(3年)が1日、滋賀学園との練習試合に「1番・DH」で出場した。弾丸ライナーの中越え二塁打を放つなど、5打数3安打2打点。集まった10球団のスカウトに存在感をアピールした。
「調子が上がってきた。自分の中でもしっかりと捉えられているなと思っています」
鋭い打球を披露したのは先頭で迎えた三回だ。直球をはじき返すと、打球はライナーで中堅手の頭上を越える二塁打となった。その後も左中間への二塁打、左前打と快音を響かせ、持ち味の打撃力を存分に発揮した。
高校通算50本塁打を誇るスラッガー。広島・鞘師スカウトは「打撃センスがいい。タイミングの取り方も上手だし、やわらかい。バッティングは関西の高校生だとトップレベル」と高く評価する。
目標は高校からのプロ入りだが、その前に見据えるのは今夏の甲子園だ。「一戦一戦を勝ちきって、甲子園にいきたい」。自らのバットで仲間を鼓舞し、2010年夏以来、12年ぶりの聖地へチームを導く。
◆西村 瑠伊斗(にしむら・るいと)2004年7月1日、18歳。京都市出身。178センチ75キロ。右投げ左打ち、外野手兼投手。小学2年時に七条ファミリーズで始め、洛南中時代は京都ポニーに所属。京都外大西では1年夏から背番号「10」でベンチ入り。最速147キロ。遠投120メートル。50メートル6秒0。憧れの選手はエンゼルス・大谷翔平。