清原和博氏 11年ぶり始球式は59キロ「感謝の思いを一球に」竜ユニで登場にファン歓声

 始球式を務めた清原和博氏(撮影・田中太一)
 始球式を務めた清原氏はガッツポーズ(撮影・田中太一)
 始球式で投球する清原和博氏(撮影・飯室逸平)
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 「中日2-5阪神」(2日、バンテリンドーム)

 西武、巨人、オリックスで活躍した清原和博氏(54)が始球式に登場した。

 清原氏の名前がアナウンスされると、場内がどよめきと拍手に包まれ、「キヨハラ~!」の歓声が飛んだ。上半身だけ背番号「2022」の中日ユニホームをマウンドに向かった同氏の「再びユニホームを着てみなさんの前に立てる感謝の思いを、この一球に込めます」というコメントをアナウンサーが紹介。

 マウンドには上がらない配慮を見せ、手前からワンバウンドでの投球を終えると、ビジョンに表示された球速は「59キロ」。再びドーム内が両軍ファンからの大きな拍手に包まれるなか、清原氏は本塁方向とセンター方向の2度、頭を下げた。

 この日はゲーミングチェア、オフィスチェアブランド「AKRacingデー」として試合を開催。中日・立浪監督が「AKRacing」を販売するテックウインド株式会社のブランドアンバサダーを務めており、今回の始球式は清原氏がPL学園の後輩のために一肌脱ぐ形で実現。始球式後はベンチの立浪監督らに頭を下げ、満面の笑みを浮かべた。

 清原氏は16年に覚せい剤取締法違反で有罪判決を受け、グラウンドから遠ざかったが、立浪監督との縁で“野球人”としての活動も増加。プロ野球の公式戦で始球式を務めるのは2011年5月5日の西武-ロッテ戦(現ベルーナドーム)以来、11年ぶりとなった。

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