ヤクルトが延長サヨナラ勝ちで史上最速M53点灯 セ界独占貯金27、2位巨人と今季最大13・5差
「ヤクルト2-1DeNA」(2日、神宮球場)
ヤクルトが唯一自力優勝の可能性を残していたDeNAを相手に延長十回に今季5度目のサヨナラ勝ちを決め、2リーグ制以降史上最速となる優勝マジック53を点灯させた。
DeNA先発の浜口を打ちあぐねていたが、0-1で1点を追う八回に2死一、二塁の好機を作ると、前日まで得点圏打率・355でリーグトップの塩見が中前適時打を放ち、同点に。延長十回にDeNA3番手の伊勢を攻め、1死満塁から再び塩見が三塁へのサヨナラ内野安打を放った。試合後、高津監督は「いい戦いができている。投打共に粘って、つないで、我慢して、歯を食いしばってという野球ができている」と、目を細めた。
7月2日のマジック点灯は、2003年7月8日の阪神(マジック49)を上回るセ・リーグ史上最速で、2シーズン制期間を除いたパ・リーグ最速の1965年7月6日の南海(マジック62)も上回り、“NPB史上最速”のマジック点灯となった。
この日、2位巨人が3位広島にサヨナラ負けし3連敗で貯金がゼロに。ヤクルトはこれで貯金27となり、セ・リーグの貯金を独占。2位巨人とは今季最大13・5差となった。