ヤクルト・塩見、プロ初サヨナラ打の裏に山田からの“パワー注入”「『お前打てるよ』って言われて」

 10回、サヨナラ打となる内野安打を放った塩見(撮影・園田高夫)
 M53を掲げる客席のファン(撮影・園田高夫)
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 「ヤクルト2-1DeNA」(2日、神宮球場)

 ヤクルトが唯一自力優勝の可能性を残していたDeNAを相手に延長十回に今季5度目のサヨナラ勝ちを決め、2リーグ制以降史上最速となる優勝マジック53を点灯させた。

 劇的勝利の立役者は1番塩見だ。八回に同点適時打、延長十回には1死満塁から三塁へのサヨナラ内野安打を放った。これがプロ初のサヨナラ打。十回の打席に立つ前に、山田から“パワー注入”されたという。

 「打席に行く前に、実は哲人さんからパワーをもらったんですよ、握手して。『僕サヨナラしたことないんです』って言ったら、『俺がパワーをあげる。お前打てるよ』って言われて、握手しました」と振り返り、打った後には「『ほら、俺がパワーあげたおかげだ』って言ってもらいました」と明かして笑った。

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