ソフトバンク・中村晃 九回逆転V打 コロナ禍のチーム「一つになって戦えた」
「西武2-3ソフトバンク」(2日、ベルーナドーム)
驚異的な粘りを見せた逆転勝ちだ。八回に勝ち越しを許したが、1点を追った九回2死二、三塁。ソフトバンク・中村晃が、フルカウントからの6球目を中前に運ぶ逆転の2点適時打を放った。「何とかひっくり返そうという思いでみんなやっていて、その結果、いい方向につながったと思います」と振り返った。
苦しい戦いが強いられた中での今季40勝目。チームは6月25日から、1軍で新型コロナウイルスの陽性者が選手・スタッフら計18人。正捕手の甲斐やグラシアル、デスパイネの両助っ人も離脱した。6月28日からの活動休止期間中は全体練習もできず、中4日でこの日に挑んでいた。
「みんなが一つになって戦えた。勝ってみんなが救われることもある」と中村晃。チーム一丸の勝利だった。