「高校野球千葉大会・開会式」（９日、ＺＯＺＯマリンスタジアム）

　第１０４回全国高校野球選手権千葉大会が９日、千葉県千葉市のＺＯＺＯマリンスタジアムで開幕した。全１５３チームが入場行進し、開会式に参加。３年ぶりに全試合有観客で行われることとなり、多数の観客がスタンドを埋めた。

　選手宣誓は薬園台の主将・遠山楓人内野手（３年）が務めた。「われわれ選手一同は、『枯木両吟（こぼくりょうぎん）』困難を乗り越え再び輝こうとしています。私たちの高校生活はコロナ禍に始まり、野球はおろか学校に行くことすら許されませんでした。野球伝来１５０年の年。野球ができることへの感謝と、野球文化を継承していく野球人としての使命を胸に熱い夏を戦い抜くことを誓います」と堂々と宣言した。大舞台が終わった後は、「ほっとした。思ったより緊張しなかった」と笑顔を浮かべた。

　決勝は２６日、ＺＯＺＯマリンスタジアムで予定されており、全国高校野球選手権に出場する千葉代表が決まる。