新庄ビッグボス明言 球宴明けから不動のオーダー「来年を見込んで固定します」

 日本ハム監督の新庄剛志ビッグボス(50)が11日、球宴明けの29日楽天戦から不動のオーダーで闘うことを明言した。開幕前も行わなかったミーティングを7日のロッテ戦前に開催。全選手に通達してアピールを求めた。

 「『オールスター明けからポジションも打順も固定していくよ』って。来年を見込んで固定しますっていうミーティングを、今年初めてしたかな?開幕前もしたことなくって」と明かした。

 今季を来季に向けてのトライアウトの場と位置づけて開幕を迎えた新庄ビッグボス。言葉通り、すでに負傷者を除く全ての野手を1軍でプレーさせて、チェック。さらに日替わり猫の目打線を編成しながら個々の適性を確認してきた。そうした作業は球宴前に終了。来季を見越して次の段階に移行させる。

 9、10日のソフトバンク戦では1番から松本剛、上川畑、近藤、野村、清宮と並べた上位打線が機能して得点を生み出した。「1、2、3、4、5は流れ的にはすげぇ点取りやすい、攻めやすい、1点ずつを取りに行く打順ではある」と一定の手応えを感じつつ、「まだはっきりとは決めない。入れ替えもあると思う」と明かす。

 選手にとっては球宴までが、定位置をつかむための“最終オーディション”になる。7日のミーティングでは「(選手は)『ハイ!』って、高校生みたい」だったという。以来、今季最長タイの4連勝。「目の色が変わって、気持ちが前に出ている。一人ひとり。すごいそれが伝わりますね。で、この結果につながった」と評価する。

 その一方で、指名打者と捕手については固定しない方針だ。「DHとキャッチャーの争いというのは、オールスター明けも続けていく。DHの場所でつかんで、もしかしたら守備もあるかもしれない」。傑出した選手のいない捕手は競争継続、そして“定位置”から漏れた選手は指名打者としてアピールの場を与える考えだ。

 「3日もあればね、人生変わるんで。3試合で12打数9安打とか打てるチャンスがあるんだから。それでポジションをつかめば。可能性はあります。みんな29日を目指してぐわって燃えてくるんじゃないですか?」。選手には激しいアピール合戦を要求。ビッグボス軍団が、球宴明けから新たなステージに上がる。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス