DeNA4連勝で3位浮上 牧3安打2打点 打撃復調の裏に大和の一声
「広島4-7DeNA」(12日、マツダスタジアム)
復調の気配が少しずつ見え始めた。DeNA・牧が6月5日の楽天戦以来の猛打賞となる3安打2打点の活躍を見せた。「チームがいい形で勝ってきているので、先制打を打つことができてよかったです」と声が弾んだ。
まずは初回2死三塁、中前に先制適時打を放つと、三回1死一、三塁では、2打席連続となる中前適時打。さらに九回2死一塁で左前打と固め打ちだ。
6月は月間打率・207。7月も調子が上がりきらない中、8日の巨人戦前に大和の一声があった。「始動がちょっと遅いんじゃないか」。その一声に耳を傾け、始動を少し早めたことで「少しずつ良くなっていると思います」と確かな手応えを感じている。
チームは2分けを挟み、今季最長タイの4連勝で4月1日以来の単独3位に浮上。牧は「本当にチームが勝つ意識というか、投手も野手もすごくいい形で来られている。本当にAクラス、上にという意識が強くなっていくのかなと思います」。チーム状態とともに、牧の調子もさらに上がっていく。