ソフトバンク・千賀が連敗止めた 六回まで完全!7回2失点で復活7勝目
「ソフトバンク4-2オリックス」(13日、ペイペイドーム)
エースが危機を救った。ソフトバンク・千賀が7回1安打2失点(自責点0)で7勝目を飾り、チームの連敗も5で止めた。右肘の張りで6月24日以来、約2週間半ぶりの登板でも、六回まで1人の走者も許さず「変な感覚で難しかった。力まないことを意識した」と丁寧な投球が功を奏した。
完全試合の快挙を予感させた七回。先頭・福田の三ゴロを周東が捕球できず失策で初めて走者を出した。さらに代打・宗に適時二塁打を浴びて失点し、なおも無死二塁。だがここでギアを上げた。1死三塁から吉田正の二ゴロの間にさらに1点を取られても、杉本から151キロ直球で空振り三振を奪い、流れは渡さなかった。
この試合は3年目の海野とバッテリーを組んだ。盟友不在も「新鮮だった。海ちゃん(海野)を信じて投げた」と、若手のリードにしっかりと応えた。コロナ感染者やけが人が続出した緊急事態で、必勝を期しマウンドに立ったという。快投にも慢心することなく「次に向けて準備する」と気を引き締めた。