DeNA・三浦大輔監督 知野のパフォーマンスに「メンタルが強くなったかなと。知野のプレーが楽しみ」
「DeNA(降雨中止)ヤクルト」(15日、横浜スタジアム)
DeNA対ヤクルト13回戦が、雨のため中止となった。DeNAの中止は今季10度目となり、DeNA・三浦大輔監督監督(48)は「この雨はしょうがないかな」と話した。
雨が降り続ける中、中止が決まったグラウンドにDeNA・知野直人内野手が姿を見せ、スタンドのファン、ベンチで見守るナインを沸かせた。
まずは一塁にヘッドスライディングを決めると、一塁の守備についた。三浦監督が「最初ファーストで何をしてるのかなと思ったけど」と言ったパフォーマンスは、開幕戦だった3月25日の広島戦(横浜)で犯した、痛恨のプレーだった。
まずはゴロを後ろに逸らしたプレー。二つ目はファウルフライを捕れなかったモノだった。自虐気味のネタに三浦監督も「しっかりアピールしてくれました。自分の自虐ネタにできるくらいになったのかなと。メンタルが強くなってきたのかなと。知野のプレーが楽しみです」と話した。
最後は本塁に頭から滑り込み、スタンドからは大きな拍手に包まれた。終わってから三浦監督は知野にいたずらっぽく「出し切ったから、抹消でいいか」と問うと、「まだまだです」と知野は返事をした。
プロ4年目で初めてつかんだ開幕スタメン。しかし失策もあり、試合後にはベンチで涙を流す姿がテレビに流された。悔しい経験をしたからこそ、得たモノもあるはず。これから知野はムードメーカーとして、戦力としてさらに期待される。