崇徳・宮原 7回2失点「援護で楽に」いきなり打者9人攻撃 総合力で圧勝
「高校野球広島大会・2回戦、崇徳10-2山陽」(15日、バルコムBMWスタジアム)
総合力の高さを見せつけた。崇徳は初回、打者9人攻撃。適時打に重盗も絡めて一挙5点を奪った。投げては先発・宮原廉投手(3年)が7回2失点(自責点1)。8安打を許しながらも「味方の援護で楽に投げることができた」とホッとした表情で振り返った。
昨夏は背番号10で「どんな相手でも自分の投球ができ、いつも周囲が安心して見られるような投手がエース」と自覚を強めた右腕。18年に総監督に就任して現在病気療養中の応武篤良氏(64)に届ける白星にもなった。
春の県大会では決勝で広陵に敗れ準優勝。佐々木和主将(3年)は「目標は優勝して甲子園」とナインの思いを代弁した。優勝候補へのリベンジ実現が一番のモチベーション。古豪が1976年以来の甲子園へ突き進む。