楽天・田中将「やっと勝てました」 2カ月ぶり5勝目「不本意ながら夏休み」明け自身の連敗6で止める
「楽天7-3オリックス」(16日、楽天生命パーク宮城)
ようやく勝ち星をつかんだ。楽天・田中将大投手は、7回無失点の好投で5月10日のロッテ戦(楽天生命)以来となる5勝目。自身の連敗も「6」でストップし「やっと勝てました」とお立ち台で笑顔を見せた。
「少し不本意ながら夏休みをいただいてしまっていた」。2日に出場選手登録を抹消され、中14空いての登板。「しょうもないピッチングはできない」と気合十分だった。
序盤から走者を背負う展開も「自分の中でしっかりボールを操れているという意識があった」と慌てることはなかった。0-0の四回には無死二塁のピンチを迎えたが、この日手応えを感じていたスライダーを武器に2つの三振を奪い先制点は与えなかった。
味方の援護もあり、中盤以降はテンポを上げ、結局七回まで得点を許さなかった。「いい形でマウンドから投げられました」と納得の内容も「まだまだ上がる余地はあるので、引き続き調整していきたい」と表情を引き締めた。
田中将の力投もありチームの連敗も「5」でストップ。「なかなかチームも苦しい試合が続いてましたし、僕自身も2カ月以上止まったままだった」と率直な思いを語った背番号18。「ここからぐんぐん勝って上に行けるように頑張っていきたいと思います」と力強く締めた。