横浜が延長十回の激闘制し8強入り 村田監督「苦しい試合だった」

 勝利を決め、ガッツポーズをする横浜・鈴木
 好救援した横浜・鈴木
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 「高校野球神奈川大会・5回戦、横浜4-2横浜隼人」(20日、横浜スタジアム)

 連覇を目指す横浜が延長十回の末、横浜隼人を4-2で下し、8強入りした。ロッテ・鈴木昭汰を兄に持つ楓汰投手(2年)が九回1死満塁で登板し好救援。1回2/3を1安打無失点と、勝利に貢献した。

 2-1で九回を迎えたが、同点に追いつかれなおも1死満塁のピンチ。鈴木は「強い気持ちを持って抑える気で行った」と2番手で登板し、横浜隼人の2番打者と3番打者を打ち取って延長に持ち込んだ。

 十回の攻撃では1死から右前打を放ち、チャンスメーク。この回2点を追加し、勝ち越しにつなげた。

 最終回のマウンドに上がる前には、ベンチ前で村田浩明監督から「この試合を通しておまえはもっと強くなる」と声をかけられた。「やってやるぞ」と強い気持ちでマウンドに上がり、無失点で勝利に導いた。

 村田監督は「夏の隼人は応援もすごいし、総合力というか、結束力で来ると思っていた。完全に研究されて苦しい試合だった」と振り返り、鈴木については「(継投の)心構えはさせていた。高校野球は何があるかわからない。それこそ去年の夏(の甲子園)、2アウト追い込まれて(現在2年の)緒方が本塁打を打ったのもあった。最後まであきらめないという思いはみんな持ってくれていた。鈴木がそれを体現してくれた。よく勝負してくれた」と評価した。

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