オリックスの椋木 ノーノーは「四回ぐらいから思ってました」九回は「いい経験」

 9回2死で初安打を許し、悔しがるオリックス・椋木。手前は頓宮捕手
 ヒーローインタビュー後に写真に納まるオリックス・椋木(右)と吉田正
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 「オリックス2-0日本ハム」(20日、京セラドーム大阪)

 オリックスはドラフト1位・椋木蓮投手(東北福祉大)が九回2死まで無安打投球の快投を見せ、日本ハムに連勝した。

 初回はわずか9球で三者凡退。5者連続三振を含む、11奪三振と圧倒した。九回2死まで無安打投球。代打・佐藤をカウント2-2のあと1球まで迫りながら、偉業は逃した。

 「投げた瞬間に甘い球が行って、やばいと思って。やっぱり打たれるかという感じでしたね。(頭上を越える打球は)めっちゃ遅く感じて、あ~みたいな感じでした」と振り返った。

 野球人生で完投すらない右腕が、プロで“ノーノー未遂”。「調子も良かったので、最初から飛ばしていこうという気持ちで投げました。自分の球はいってたと思います」と全力で腕を振った。

 中嶋監督からは「あと少しやったな。ナイスピッチ」と声を掛けられた。降板後は悔しかったが、試合後はすでに気持ちを切り替えている。「打たれた時はすごく悔しかったんですけど、まだプロ2戦目。最初にここで達成して、達成感になるのもいけない。いい経験だったんじゃないかなと思います」と快挙達成は次回以降にお預けだ。

 この日は「四回ぐらいから思っていました」とノーヒットノーランを意識したという。同期の野口からは、ベンチで快挙達成を意識させられた。快挙とはならなかったが、プロ2戦目で貫禄の投球を見せた。

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