楽天 前夜から一転打線沈黙、今季14度目の零敗
「ソフトバンク7-0楽天」(21日、ペイペイドーム)
最後までホームが遠かった。前夜は今季最多17得点と打線が大爆発した楽天。この日は一転、打線がつながりを欠き、今季14度目の零敗。連勝は「2」で止まった。
試合後、石井一久監督は「いいピッチャーだったら、ワンチャンスなので、そこを生かせる生かせないかで大きく変わってくる」と振り返った。
難敵・千賀から再三チャンスを作るも一本が出なかった。初回、四死球で1死一、二塁とするも、島内、鈴木大と凡退し先制点を奪えなかった。
後半は好機での併殺が響いた。六回、ヒットと四球で無死一、二塁のチャンス。ただ浅村が三振。島内は二ゴロ併殺に倒れ無得点。さらに七回も1死一、三塁から炭谷が投ゴロ併殺に抑えられ、三塁側ベンチは重い空気に包まれた。
ただ指揮官は「個々でいいアプローチはしてくれているので、そこは継続してほしい。ネガティブなムードになるのは違う」と前を向いた。
打線が拙攻を続ける中、先発の岸孝之投手も粘り切れず、六回途中4失点(自責3)で5敗目を喫した。
前夜は大勝で首位・ソフトバンクに1・5差と迫っていたが、再び2・5差に広げられてしまった。