日本ハムがリーグの借金丸抱え 木田監督代行「チーム全体で乗り越えていくしかない」

 9回、左飛に倒れ肩を落とす清宮(21)と浮かない表情の木田監督代行(中央)=撮影・吉澤敬太
 3回、真鍋球審からボールの交換を要求され、手を広げて“なぜ”というしぐさを見せるポンセ(撮影・吉澤敬太)
 9回、内野ゴロに倒れ、勝利を喜ぶオリックスナインを横目にベンチへ戻る最終打者の万波(撮影・吉澤敬太)
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 「オリックス4-3日本ハム」(21日、京セラドーム大阪)

 あと一歩及ばず、今季4度目の5連敗で借金18。5位・オリックスが勝率5割に復帰したため、今季初めてパ・リーグの借金丸抱えとなった。試合後、新型コロナウイルス陽性判定を受け、チームを離れている新庄剛志ビッグボスに代わって指揮を執る木田優夫監督代行は、「ベンチとしてね、もう少し考えられるところがあったかな、と自分としては反省しているところはあります」と表情を曇らせた。

 4番の野村佑希内野手が発熱のため、「感染拡大防止特例2022」を適用で出場選手登録を抹消。代わってプロ初の4番に入った今川優馬外野手は八回1死一、二塁で二ゴロ併殺打に倒れるなど、4打数無安打に終わった。「8番・三塁」で先発出場した郡拓也捕手は五回にプロ初本塁打となる左越え1号2ランを放つも、六回に自らの野選と悪送球で勝ち越しを許した。

 「まだね、野村の検査結果は出ていないですけど、体調不良とかでいなくなることはチームにとっても本人にとっても苦しいことだと思うので。これはチーム全体で乗り越えていくしかないので、みんなでやっていこうと思います」と敗戦を受け止めた木田監督代行。「不慣れなところを守っている選手ももちろんいるし、その中でもう少し粘り強くできればいいんだろうと思いますが、みんな精いっぱいやっている中でやっていること、野球はそういうものだと思っている」と選手を責めることなく、次戦へ視線を向けた。

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