巨人 中日との3連戦は延期 新たに10人!計67人陽性 借金5で前半戦終了

 巨人は21日、新たに山口俊投手(35)、中山礼都内野手(20)ら10人が新型コロナウイルスの陽性判定を受けたことを発表した。この日行われた日本野球機構(NPB)と12球団による臨時実行委員会では、22~24日の中日-巨人3連戦(バンテ)の延期を決定。選手、関係者ら計67人が陽性判定を受け、チーム編成が困難となったためで、チーム活動も停止となった。

 大激震の余波はとどまることを知らない。チームは19日からの3日間で首脳陣、選手、スタッフを含めて計67人が新型コロナウイルスの陽性判定を受けた。支配下69選手のうち34選手が離脱を余儀なくされる異常事態。NPBの井原事務局長は「陽性者が多量でチーム編成が極めて困難である」と中日3連戦延期の理由を説明した。

 この状況に、巨人・山口寿一オーナー(65)も“白旗”を上げざろう得なかった。「極力、公式戦は休まない」とコロナ禍においても試合挙行に強いこだわりを見せてきたが、「1軍と2軍で同時に一気に感染者が増えてしまうことは想定をしていなかった」。ウイルスの脅威を改めて実感し「今回はさすがに参りました」と語った。

 陽性判定を受けた大勢、菅野、岡本和、中田、丸は「マイナビオールスターゲーム2022」のメンバーに選出されていたが、出場は絶望的。大勢は「ワクワクするような対戦を見せられたら」と全球直球勝負を宣言していたが、夢舞台を奪われることになる。

 今後、チーム活動を停止してPCR検査を続け、球宴明けの29日・DeNA戦(横浜)からの試合再開を目指す。チームは45勝50敗1分けでのシーズン折り返しが決定した。借金5以上を背負っての後半戦突入は17年以来、5年ぶり。最下位・中日をたたいて、上位再浮上へ弾みをつけたいところだったが、予想外の形で前半戦を終えることになった。

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