京都外大西・西村瑠伊斗 大会最多タイアーチで炭谷銀仁朗に並ぶ 通算54本塁打
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「高校野球京都大会・準々決勝、京都外大西7-6立命館宇治」(22日、わかさスタジアム京都)
今秋のドラフト候補に挙がる京都外大西のスラッガー、西村瑠伊斗投手(3年)が決勝ソロを放ち、同校が2年連続で準決勝に進出した。西村は2戦連発、今大会4本塁打目で、2005年夏の炭谷銀仁朗(平安、現龍谷大平安=楽天)が持つ夏の京都大会の1大会最多本塁打記録に17年ぶりに並んだ。
「2番・右翼」で出場し、三回に二塁打、八回に単打とこの日は3安打1打点。特に勝負強さを発揮したのは、八回に5点のビハインドをはね返して同点に追いついた直後、九回2死の場面だ。王貞治氏の現役時代をほうふつとさせるフォームで、2ボールからの直球にフルスイング。打球は右翼スタンドへ飛び込む決勝アーチとなった。
「(大会記録は)ずっと頭に入れていた」と土壇場での集中力を発揮した西村。同校にとって2010年以来の甲子園を目指して「うれしいけど、自分はもっと打てると思う。大幅に大会記録を伸ばせるように頑張りたい」と力強く話した。