大阪桐蔭のラストピース弾 5番・海老根優大が今夏1号 自慢の瞬足絡め「攻撃の幅広げたい」

 「高校野球大阪大会・準々決勝、大阪桐蔭8-0大阪電通大高」(27日、南港中央野球場)

 大阪桐蔭打線のラストピースが埋まった。「5番・中堅」で先発した海老根優大外野手(3年)が、5-0の五回無死、左翼席へ今夏1号となるダメ押しのソロ本塁打。チームは大勝で準決勝へと駒を進めた。

 今大会すでに本塁打を記録している3番・松尾、4番・丸山に続いて、これでクリーンアップ全員に一発が出た。前を打つ強打者が今夏、快音を響かせ続けても「焦りはなかったです」と余裕の表情を見せる。その理由は自身の武器にある。

 強打に加えて、最大の売りは足の速さ。小学6年時には陸上の全国大会100メートル走の部で4位に入賞したほど。50メートル走6秒0の俊足を生かして、今大会はすでに3盗塁をマーク。西谷浩一監督(52)も「もちろん長打力は魅力ですが、足に魅力がある選手。出塁してくれたらチームも優位に試合を運べる」とうなずく。

 「自分の足を絡めて、チームの攻撃の幅を広げたい」と海老根。自慢の足とバットで打って走って、大阪の頂点に駆け上がる。

 ◆海老根優大(えびね・ゆうだい)2004年9月11日、17歳。千葉県千葉市出身。182センチ、85キロ。右投げ右打ち、外野手。小学3年時に「勝田台リトルジャガーズ」で始め、こてはし台中では「京葉ボーイズ」に所属。大阪桐蔭では1年秋からベンチ入り。50メートル走6秒0。

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