中日・レビーラ デビュー戦弾「最高の気分だよ」 球団育成出身選手初の快挙

 「広島0-3中日」(30日、マツダスタジアム)

 中日・レビーラがデビュー戦で、竜の歴史に名前を刻んだ。五回、高めの変化球をフルスイングした打球は、左翼席後方の防球ネットに着弾する先制ソロ。外国人のデビュー戦本塁打は2016年、同じキューバ出身のビシエド以来、竜の育成出身選手として初の快挙となった。

 「完璧だね。最高の気分だよ。次も打てるように頑張るだけだね」。6月に来日して育成契約で加入し、27日に支配下登録されたばかり。後半戦の打線の起爆剤として「6番・左翼」での即スタメン起用に応えた。

 キューバ・ナショナルリーグで26本のアーチをかけた昨季の本塁打王は、175センチ、100キロのマッチョ体形。今まで本格的なウエートトレーニングの経験はなく、伸びしろもたっぷりだ。

 八回1死二塁では、3点目をもたらす三塁線を破る適時打。「うまく打つことができたね。打球がファウルにならなくて良かったよ」。長打の魅力が詰まったバットと、15歳以来という外野守備のレビーラなりの二刀流で、竜を押し上げる。

 ◆ペドロ・レビーラ(Pedro Leyva)1999年3月23日生まれ、23歳。キューバ出身。175センチ、100キロ。右投げ右打ち。内野手。17年にキューバ国内リーグのグアンタナモと契約。22年6月に育成選手で中日入団。同7月27日に支配下登録。

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