楽天 石井監督不在も2連勝 岡島が今季1号で反撃のろし 七回打者11人で一挙6点
「楽天10-5日本ハム」(31日、楽天生命パーク宮城)
鮮やかな逆転劇だった。楽天は投手陣が踏ん張れず、一時は4点ビハインドとなったが、終盤に打線がつながり逆転勝利。石井監督が新型コロナ陽性となり“指揮官不在”の緊急事態だが、チーム一丸で後半戦最初のカードを勝ち越した。
猛攻を見せたのは3点を追う七回だ。先頭の岡島が今季1号ソロを放ち、反撃ののろしを上げた。監督代行を務める真喜志ヘッドコーチは「よしいけるという気持ちになった」と流れをつかんだ。
さらに2死一、二塁の好機で、島内が右線に同点の2点適時三塁打。四球を挟んで辰己が中前へ適時打を放ち、ついに試合をひっくり返した。「同点のままじゃなくて、勝ち越せたのが今後につながるいい攻撃だった」。この回、打者11人で一挙6点を奪い、球場はお祭り騒ぎとなった。
見事な逆転勝利に監督代行も「最後まで諦めず粘り強くつながった攻撃ができた」と納得の表情。なかなか波に乗れなかった7月を連勝で締め、大事な8月の戦いへ臨戦態勢を整えた。