ヤクルト・村上「ホームランを打つ夢を見た」「もしかしたら」正夢の快挙達成!
「ヤクルト5-0中日」(2日、神宮球場)
ヤクルト・村上宗隆内野手がプロ野球史上初の5打席連発の大偉業。三回、1死一塁で柳のチェンジアップを仕留め、左中間席へ39号2ランを運んだ。
初回に右翼席上段へ、史上14人目となる4打席連続本塁打。勢いが止まらず、22歳が快挙を達成した。
村上はヒーローインタビューで開口一番、「疲れました」とニヤリ。記録については「知りませんでした」と笑った。
まず初回の一発について、「4打席連続は意識していました。夢でホームランを打つ夢を見たので、もしかしたら打てるんじゃないかと打席に立ちました」という。直前に山田が本塁打を放ったが冷静だったとし、「連続記録はもしかしたらいけるんじゃないかと思ったので普段通り集中して立ちました」と振り返った。
そして、5打席連続についても平常心で打席に入っていた。「5打席連続打てたらいいなあくらいの気持ちで。ちょっと狙ってましたけど、そのくらいの気持ちでいきました」と語り、手応えについて「ちょっと体勢崩されたんですけど、左手の感覚もすごく良かったですし、その前の右手のフォロースルーも良かったのでもしかしたら入るんじゃないかと思って走っていました」とうなずいた。
村上は7月31日に甲子園で行われた阪神戦で放った3打席連発。中1日で行われたこの日の試合でも初回に4打席連続弾を放ち、王貞治らに並ぶ日本タイ記録となった。
ベンチ裏での取材では「7月は苦しくていろんな感情も持ちましたけど、ご褒美かなと。4番としてチームの勝ちを大事にしているので、今日は今日で喜びに浸って、また明日勝てるようにしたい」と、すでに視線を先に向けていた。